Balloon'zone -B'z歌詞解釈-

B'zの曲の歌詞考察、解釈(のような物)をしております。 曲を聴いて感じるものは人それぞれ、その一つとしてとらえていただければ嬉しいです。

カテゴリ: Brotherhood

10th Album『Brotherhood』収録

お久しぶりです!

アルバム『Brotherhood』ではこの曲を皮切りに、マイナーでダークな曲が続く印象ですね。イントロから不穏、というのもアルバムのカラーを表しているかもしれません。稲葉さんのハイトーンが心地よく耳に入ってきますね。

歌詞は冒頭からすでに諦めムード、徹頭徹尾わかんないI don't knowの一点張りであり、その対象は人の心、感情です。他人の心はどこまでいっても完全に知ることはできない、というのはもちろんのこと、自分自身の心でさえも自己決定しているように見えて実はひろがるウワサの影響を受け曲げられている可能性もあります。にも関わらず、人は相手の理解を心に委ねてしまいます。すると当然すれちがいが生じ、勝手に抱いた期待裏切りに変わり、傷ついてしまいます。つまり、心・感情は、人間を理解するツールとしてはあまりに不安定すぎるということですね。

では確かなものはないのか?その問いに対するアンサーこそ「その手で触れてごらん」であるといえます。この主張の根底には「身体感覚」の確実性があります。直に触れることでそこにあると感じられる存在、これは揺るぎない真実です。また触れることで得られる相手の反応、これもまた感情を超えた、誰にもコントロールしがたい本能に基づくものであり、確かなものです。この曲の主題は、不安定な心に振り回され、本当の自分じゃなくなる前に、絶対的存在を直接感じるべくその手で触れてごらん、という提唱だと思います。その方法としてこの曲では性的な表現がなされていますが、性行為はある種最も相手に近付く行為であり、距離の近さを関係の近さと置き換えればこれ以上ないコミュニケーションなのかもしれません。

稲葉さんの歌詞にはこのような「身体感覚至上主義」が時々見られます。奇しくも10年後『イチブトゼンブ』では、すべて掴んだつもりになれば また傷つくだろう ほんとに要るのは 有無を言わせない 圧倒的な手ざわりと歌われています。この部分を拡大した曲が『その手で触れてごらん』ではないでしょうか。またタッチに限らず、声も力を持つものとして描かれることが多いですね。『愛のバクダン』では「キミのVoice」が、ヒトの心がなんでも決めている状況に効くとされています。直接会って、声を聞いて、触れ合って、を繰り返すことで不完全・不安定な心に頼らず信頼関係を築いていけるのが理想なのかもしれないですね。

次回は『TOKYO DEVIL』です。良くも悪くも、巨大なパワーを持つ場所が東京…なんですかね?
閲覧ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

10th Album『Brotherhood』収録

リクエストありがとうございます。この曲も優先的にしてほしい!というのがあったら遠慮せずお伝えくださいね。

楽器がいろいろ賑やかな曲ですね。ハードに作られた『Brotherhood』の中で、どこかポップな面もありアルバムコンセプトに背かないまま聞きやすい名曲だと思います。ギターソロを中心に全体的な完成度が高いし、ライブでも盛り上がるのではないでしょうか?

歌詞はドキリとさせられる要素満載です。『純情ACTION』と同じように、B'z聞きたての中学生ばるぼは「あ、こういう考え方もあるのか!」と衝撃を受けました。歌詞を裏紙に書き写して何度も歌ったのが懐かしいです。今はスマホですぐに見られますからねー。

その内容は簡潔にまとめると「人にあれこれ言う前に行動に移せ!」です。今から行動しろ、というテーマは観点を変えながらもよく出てきます(『MOVE』、『CHANGE THE FUTURE』、『純情ACTION』、『DIVE』などなど)。そして自ら動き出すための原動力ないし象徴が、銀色に光る翼らしいです。面白みが各所に散りばめられているので、順に見ていきましょう。

冒頭、人ごとじゃないと警告、引き締めにかかります。2番でもtalkin' about you baby、お前の話だぞとのことです。他でもない我々の話なので、背筋を正して臨みましょう。

社会情勢を批判している人々を逆に批難しています。誰かをつかまえて 要求するだけじゃそりゃ何も変わらないという言葉が短く本質を捉えているでしょう。ここで面白いのはこの国はもうダメだという人たちは自分で自分をけなしているという見方です。まさに「発言のブーメラン」ですね。お前もこの国に住んでるんだから、嘆く前にまずお前自身がなんとかできるよう頑張れよ、ということでしょう。

この店を出ようよという提案は、もちろん口だけじゃなく実際に動き出そうという比喩ですが、同時に居酒屋なんかで愚痴るおじさんが思い浮かばれてうまい表現だなと感じます。

サビは保留、2番は謝罪会見のようです。まず「自分が悪うござんした」という言い回しが既に軽さ100%で面白いですが、謝罪会見なんか見ても人の心には響きがたいですよね。「ごめんなさい」ではなくそこから何をするのかのほうがずっと大事です。出まかせの公約も同じですね。宣言<行動という考え方は稲葉さんの中に根付いているようで、松本さんも稲葉さんのことを「無言実行」と評価しているのをどこかで見ました。

「できる」と「やる」はノットイコールです。もちろん「やる」方が重要です。そして、「できるのにやれてないこと」はいっぱいあるのです。ここが一番緊張しますね。探せばいくらでも出てくるんだと思います。

さて、実際に動き出すための銀色に光る翼をすでに我々は手に入れています(We've got the wing)。結果はどうあれ、自分なりに努力しなければ、出来ることをやり尽くしている赤ちゃん以下なのです。生まれた時から翼は生えてるのだから、あとはやるかどうかです! (稲葉さんはしっかり、「翼広げ行け」ではなく「翼広げ僕と行きましょう」と言っていますね)

具体的に何をするかというと、自分にはまだまだ知らないことがあるのを認める謙虚さをもって、そばにいるところから始めていく必要があるといえます。何も度外れたことをする必要はないのです。自分のできる範囲から、愚直に行動すればよいのです。

ところでなぜ「銀色」なのでしょうか?ハードな色であり、勇気の色であり、自立の色である、それが銀色らしいです。人それぞれでしょうから断言しづらいですが、一般に銀色の持つ抽象的なイメージはこんな感じらしいです(「色カラー」様のリンクです)。シャープで、どこか孤独な色といえるかもしれません。自分一人で始めるというのは難しいですが、達成できればso sweet(=とってもキモチイイ)はずです!

次回は『ロンリースターズ』です。細かいところを突き詰めようとするほど分からなくなってくるように思えますが…うまくまとめられるでしょうか…。
閲覧ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

26th Single/10th Album『Brotherhood』収録

『EPIC DAY』フラゲ日ですね!僕も買いましたよ♪これからしっかり聴き込んでいきたいですね。
もちろんシャッフルリストにも入るので、『EPIC DAY』の曲もこの先選ばれる可能性がありますよ。
そして本日は2本立て。セトリ予想してるのでコチラもどうぞ。

さて、本題に入ります。ライブ定番曲で、「名探偵コナン」のタイアップです。B'zファンでなくとも知っている方も多いかもです。B'zファンは感覚がマヒしてるかもしれませんが、このタイトルなかなかぶっ飛んでますね。非凡なタイトルセンスとB'z随一のハイトーンシャウト、ギターに関する知識0の僕でもわかる高度なギターテクを備えたこの曲は、B'z代表曲と言っても差し支えないでしょう。ライブでのタオルぶんぶんも是非参加してみたいです(LIVE-GYM未参戦勢並の感想)。 

歌詞もとにかくファンキーです。 「でちゃうワ」や、「なんてネ」など、まさに世紀末の流行色ですね。そしてテーマはもちろん「ギリギリ」です。しかしギリギリといっても「8月31日、溜めこんだ宿題をしなきゃ」といったマイナスのギリギリではなく、「東大に受かるために3年間身を削って勉強しよう」といった自分の限界という意味のギリギリになります。

しかしの目指すギリギリと周囲のペースは食い違っています。人それぞれペースは違いますが、好きなのは限界まで自分を追い詰める人生なのです。その道を貫くために、全部はお前にゃ合わせられないと割り切っているわけですね。大なり小なり人は前に行くしかないんだから、どうせならギリギリでいたい、という考え方が主人公を動かしています。

その生き方は周りから見ればヒヤヒヤで、ガッカリさせたり、さむい目で見られることもありますが、彼の主張によればただ闇雲に突っ走る無鉄砲ではないようです。自分がどこまでやれるか、ボーダーを判断するアタマも使っており、うかれっぱなしとはまたちょいと違うといえるのはこの違いによるでしょう。ギリギリを攻めるには賢くなければなりません。

他は他として認めているので僕の場合は。と前提がなされますが、彼の飽くなき向上心は、それゆえに停滞を許しません。挑戦しなければすぐにつぶれると感じてしまうのは本能なのです。不安定なスリルにきわどい快感を感じた経験は誰しもあると思います。彼の場合、それが生への原動力となっているので、大丈夫と締めくくることができましょう。

最後に。ぶっ飛び要素のchopですが、キックや固めでもよかったのこと。「攻める」という観点においては、どのワードも相応しい(?)でしょう。

まとめると、ギリギリまで攻めるのが我が人生だが、ボーダーは見極めてるから心配いらないよ、という曲と考察されます。

次回は『LADY-GO-ROUND』です。最初期シングル、目にとまるのは「百人一首」ですね!
閲覧ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

このページのトップヘ