Balloon'zone -B'z歌詞解釈-

B'zの曲の歌詞考察、解釈(のような物)をしております。 曲を聴いて感じるものは人それぞれ、その一つとしてとらえていただければ嬉しいです。

はじめての方は『このブログについて』からどうぞ。

7th Album 『The 7th Blues』収録

そんなに暗い曲調ではないのですが、陰を感じるのはこの時期の曲ならでは、でしょうか。稲葉さんの声も一層癖がありますね。Just let me go…の後のストリングスが良い余韻を生んでいると思います。

歌詞は「夢を追うこと」についてですが、決して光り輝くものではありません。夢を諦めることもできず、追うのも苦しい、そんな葛藤に悩む男がこの曲の主人公です。どちらにも進めない、という歌詞は『TIME』などにもありますね。

主人公は疲れながらも遠くを見ています。もちろん物理的にだけでなく遠い夢を見つめているのでしょう。飢えることに飢えてゆくとは、夢を追う段階に自分を持っていく必要がある現状、でしょうか。夢を追うことしか考えなくて良いならまだ楽ですが、夢を追うべきかの判断からしなければならないのは辛いことです。夢破れ、自分の中では悟ったつもりになっても、外部に還元できないのではただの負け犬、ということです。

またこの主人公には女がいるようです。しかしその意見は対立し、変わらないで欲しい(現実を見ろ)と女は願う一方で、男はこのままじゃだめだと思い、変化を目指します。つながるのは体だけ、と。後の部分から考えても、彼が足踏みする理由の一つはこの女であるようですね。

しかし彼は夢を追いかける道を選びます。苦しもうと、もがいて破れぬ夢をひきずる生き方こそが彼の本当に望む姿なのでしょう。その背景には後ろに道はもうないという事実もあります。「もう」、ということは別の道に逃げる機をすでに逸してしまったということです。彼が今一番苦しいのは、諦めるにしてはいろいろなものを失いすぎているというところだと思います。だから前に進むしかない、でも今日 明日じゃ 何も変わらないために新たに失うかもしれない、これもまた苦難です。

まさに八方塞がりな中唯一の救いは、彼の姿勢でしょう。まだ諦めてない、まだ光明を見出そうとしているから可能性はあるのです。自分のせいにできるのなら 遅すぎる人なんていないという部分は曲中でも屈指の至言ですね。全てを自分自身の内部に受け止められる人間はそう多くないと思います。何かしら原因を外部に見つけ出そうとしてしまうのは人の性ですが、そこを堪えて自分のせいにできれば、次何をすればいいかがはっきり見えてくると思います。この男の結末は描かれていませんが、成功する可能性はある…のかもしれません。

「諦めるには失いすぎた」あたりを書いている時、ギャンブルを連想しました。夢に関してはどこまでも諦めないのは高尚かもしれませんが、賭け事においては早々に下りるのが吉ではないでしょうか(脱線)

次回は『Komachi-Angel Red Hot Style』です。英詞でもなお耳に残る魔法の言葉、Komachi!
閲覧ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

9th Album『SURVIVE』収録

あたたかい雰囲気に包まれる曲です。同時期の『Liar!Liar!』のような刺々しさとは対照的な丸みがありますよね。これだけバリエーション豊かな曲を生み出せていたために、この辺りのB'zを全盛期という意見も頷けるところはあります。

歌詞は、タイトルからして幸福感に溢れる…というわけではなさそうです。むしろ背景には、多忙におわれ生きづらい世の中があります。ではその中での『ハピネス』とは何なのか?見ていきましょう。

1番、主人公は(おそらく)恋人となかなか会えない現状に悩みます。また2番では、せっかく会ってうまくやろうとしても、相手を傷つけてしまいます。相手が傷つく一方、僕の心もまた荒れはててしまうのです。そしてそれは主人公に限らずだれにでも起こりうる問題である、と。

だれもが時間に追われて こわれて だれかを愛するひまもない悲しい現状を打破するのは、先日も取り上げた「身体感覚」です。迷いのないスマイルや、よどみのないヴォイス、そして何よりもそばにいるという事実が、荒む心を癒してくれるということです。それらは何も特別なことではなく、「ありがとう」や「ごめんね」のような易しい言葉で解決できるはずです。自分の思いをストレートに伝える、あるいは相手の思いを受け取る力こそフツーの力であり、成功した時に生まれるものがハピネスである、といえます。

決して難しいことではないはずなのですが、それが達成できない原因は忙しさ、でしょう。生活に余裕がなくなると自分以外に気が回らなくなる経験はだれしもあると思います。そんな時こそ立ち止まって、周りの人にハピネスを与えられる人間になりたいものですね。

歌詞カードを見ながら、優しさを感じるなあと思っていたのですがその理由がわかりました。ひらがなの効果です。漢字にできるところもおそらく意図的にひらがなにしてあるおかげで、歌詞全体が優しく見えるのだと思いました。

次回は『破れぬ夢を引きずって』です。父がすごく好きな曲だった気がします。
閲覧ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

5th Album『IN THE LIFE』収録

ゆるーいリラックス系の一曲ですね。稲葉さんだけでなくTAKや他のバンドメンバーの声も聞ける点が貴重です。ライブではエンサマでの演奏が記憶に新しいと思います。メンバーがそれぞれ専門外の楽器を使っていたのが面白かったですね。

曲自体はとても短く、メッセージもシンプルです。心情を全て赤裸々に打ち明けてくれているのでわかりやすいですね。

この話の主人公は、誰かひとりを定めて見ることもできるし、B'zというグループそのものとして見ることもできましょう。どちらにも共通する形で解釈していこうと思います。

今まで好きなこともしたし たまに我慢もしてきたというのは、『だからその手を離して』以来変わらないスタンスです。その後の余計なお世話も、『だから〜』のおまえとリンクしますね。

会いたいときに 会えればいいのになやりたいこと できればいいのになという言葉は、この世界がいつでも思い通りになるわけではないからこそ出てくるものだと思います。いつでも正しい選択をできているかもわかりません。しかし主人公にとってそれらはたいした問題じゃない、と言い切っています。その自信は「行こうよ行こうよ」というひとことに集約されているでしょう。道なんていくらでもあるのだから、思い通りいかないことがあろうと気に病む必要はない、ということですね。B'z自身の話として見るなら、音楽業界でやっていくうえでのしがらみは避けられないけれど、その中で自分たちのスタイルを貫いていくというメッセージが感じられます。

この曲はデビューから3年時点でリリースされていますが、25周年でもなお歌われている、というところに大きな意味を感じますね。

次回は『ハピネス』です。直球の優しさを感じる一曲ではないでしょうか。
閲覧ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

36th Single

1周年の今日に最適な一曲ですね!

CDで聞いて、そんなに良くないな…と切り捨てるにはもったいない曲です。なんといってもこの曲が真価を発揮するのはライブ版、観客の万歳コールが加わるとかなりの名曲ですよね。00年後半〜10年前半の定番でしたが、もうそろそろ演奏されてもおかしくないタイミング…?

歌詞は、暗がりを自ら照らしていくパワーが描かれている印象を受けます。そしてフォーカスされているのは人の出会いと別れ。見ていきましょう。

冒頭から、別れのシーンです。決して浅くはなかったであろう付き合いがひとまず終わりを告げ、笑いながらも泣く主人公の姿が描かれます。今彼が思うのは後ろ向きな感情ではありません。いつか別れるかもしれない未来に怯えるのではなく、今まで手を抜かず愛したことを誇ろうとする姿勢が見られます。この視点は面白いと思います。手を抜かず愛するということは今を疑わず全力で向き合うということです。『long time no see』にも見られる考え方ですね。

出会いがあれば別れもあります。分岐点、合流点、出発点、そして終点といつ何が起きるかわからない人間関係、人生の中で、全てのイベントに感謝できれば、「今」を生きる楽しみが生まれることでしょう。そして「今」の楽しみは過去や未来に影響します。一期一会の出会いに歓喜し、幸運を享受し、BANZAIといえる人間は強いと思います。そんな人生が送れたらきっと楽しいですよね。

当然ながら日々は決して繰り返しじゃないですが、どんなことにもBANZAIと言える姿勢でいれば、薄暗い明日にも打ち勝つことができます。このBANZAIは過去の自分たちへの称賛でもあり、現在の自分たちへの感謝でもあり、未来の自分たちへの覚悟の表明でもある、ということです。

僕がライブでの『BANZAI』をここまで推す理由は単に盛り上がるからというだけでなく、『BANZAI』の意義そのものとのリンクがあるからです。主張も事情も様々な人びとが一堂に会して、BANZAIの声で繋がり合える部分が尊いと思うのです。あれだけの人数が同時に「今」への感謝を表す、その力は特別なものではないでしょうか?

取り上げてはいませんが他にも好きな表現は多いです。乱暴にまわってるこの星で 生き延びてるという言い回しは確かに!と思いましたし、変わんないでいい変わったっていいという言葉づかいは温かさを感じます。

まとめると、出会いも別れもいつ何が起こるかわからない中で、BANZAIと言える精神が人生を彩るという内容でしょうか。

次回は『あいかわらずなボクら』です。いこうよいこうよー!
閲覧ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

こんにちは、ばるぼです。

早いものでこのブログが始まって1年が経ちました!

B'zを聴いて感じていることを形にしてみたいという思いつきと先人への憧れからひっそり始まり、細々と続けてきた当ブログも、1日100人近くの方に見ていただけるようになり、恐れ多くも「B'z 歌詞考察」で検索すると最上位に出てくるようになり、やり甲斐を感じられる1年間でした!

特に今年に入ってからは投稿数も減ってしまっていましたが、感謝月間と称して1年前並みのペースでいきたいと思います(1日1曲とかよくできてましたね当時の自分)!
公言することで自分に鞭打つのです。

閲覧だけでも嬉しいし、コメントを頂いた時はさらに嬉しいです!皆様に感謝を込めつつ2年目も頑張ることを宣誓します!

今後も「Balloon'zone -B'z歌詞解釈-」をよろしくお願いします!!

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